[00:00.00] 風薫る中笑った
[00:03.402] その少年は言った
[00:06.549] 「今のそっちの世界はどうだい？
[00:09.742] 僕は上手くやれてるかい？｣
[00:12.852]
[00:26.159] 少し見ないうちに随分変わってしまった街並みは
[00:32.577] まるで僕の心を映したようだった
[00:39.009] 情けないほどに何もかも手放した僕だから
[00:45.384] あの頃のまま笑う君が憎らしくてさ
[00:51.425] 目を逸らしたんだ逃げたんだ
[00:54.412] このままじゃ僕が惨めになってしまいそうで
[01:01.101]
[01:04.574] 思い出の中残した
[01:07.376] 僕らの約束はもう破いたの？
[01:11.760] 独りで守って馬鹿みたいだな
[01:17.375] 忘れてしまえるなら
[01:20.193] “永遠”なんて言葉使うなよ
[01:24.560] 独りで期待して馬鹿みたいだな
[01:29.430] ほんとに
[01:33.642]
[01:43.088] 期待などしなければ
[01:46.272] 呼吸が楽にできたから
[01:49.337] 急な夕立でさえ
[01:51.806] どこか美しくてさ
[01:54.973]
[01:55.605] なぁ、いつからだ？
[01:57.238] 耳障りいい言葉ばっか
[02:00.602] 吐き出すようになっちゃって
[02:04.985] あぁ、ホント馬鹿みたいだ
[02:08.635] 思い出の中腐った
[02:11.258] 僕らの約束はもう破ったよ
[02:15.776] 独りで守って馬鹿みたいだな
[02:20.576] どうせ忘れてしまえるから
[02:24.112] “永遠”なんて言葉信じるなよ
[02:28.608] 独りで期待して馬鹿みたいだな
[02:33.309] ほんとに
[02:39.846]
[02:47.026] 何もかもが騒音に聞こえた
[02:50.409] もう何も聞きたくなかった
[02:53.642] この世の全部がうざったいんだよ
[02:59.851] 目を塞いで
[03:01.035] 耳を塞いで
[03:02.869] それでいいじゃないか
[03:08.977] 何が悪いんだよ
[03:12.222]
[03:15.317] ｢僕ね
[03:16.717] 大人になったら
[03:18.502] いつかきっと立派な…｣
[03:21.478]
[03:22.197] 風薫る中笑った
[03:24.931] その青年は言った
[03:28.182] 「今の世界はだいぶ慣れたよ
[03:31.398] 僕は上手くやれてるよ｣